fragments わたしをつくるカケラたち

ライター、編集者として活動中。 映画を中心にカルチャー、アート、美容、ファッション――”わたし”をかたちづくる愛おしい”カケラ”たちについて日々綴ります。 こころもからだも、豊かに美しくあるために。

2015/02

前にも書いたし、beauty news tokyoさんでも記事書かせて頂いてますが、
ドファサルメイクの追求がとまらない!


ということで、研究を重ねた結果、わたし流ドファサルメイクのやり方をご紹介。

ドファサル01




①メインの目元のアイシャドウの発色をよりクリアにするために、ベージュのシャドウをアイホール全体に
肌トーンを整えるためです。


エスティローダーのベージュシャドウ


このひと手間が大切!





②うすめのピンクを上まぶたの二重の範囲よりすこし広めにのせる 写真 1


CHANEL, LUMIERES POLYCHROMES
いつかの春限定品。水に溶かして使うとまた違う発色に。
ここでは右下のピンクを使用。





③赤を目尻にいくにつれて幅広くのせて、目尻を強調していく
下まぶたの目尻側1/3にも、写真くらい広めにのせる。
上記CHANELの左下を使用。





④ラメのシャドウをまぶたの中央、やや縦長にのせる
涙袋の中央にも。

KATEのメタリックジェリーアイのゴールドを使用。


⑤ブラックのリキッドアイライナーでアイラインを目尻より少し長いくらいまでひく
(いつもは1cm超えも余裕だけれど、ここは我慢)

⑥ビューラー&マスカラをしたら、バーガンディ色のクリーミー・ペンシルライナーで目尻にラインを長めに跳ね上げる。
目を開いた状態で描くと、「こう見えたい」と思い描く完成形がそのまま綺麗に描けますよ。


⑦唇にリキッドファンデ&パウダーをのせて赤みを消す(コンシーラでもOK)。
(わたしはリップは断然マット派だけど、好みで透明or クリアな赤のグロスをのせてもOK)



⑧マットの赤リップを唇の上下内側にのみ濃くのせてなじませる
グラデーションリップ

意外に簡単。

ちなみにこれは少女時代のテヨンちゃん。




*****

たまにやりすぎて、出先で鏡に映る自分がX-JAPANみたいで驚愕する(笑)。
ピンクやオレンジのチークを頬骨の上から顔の外に向かってのせてもいいけど、わたしはチークなしが好きかな。



今、チョン・ウソン主演の韓国映画『The Divine Move 神の一手』のお仕事をさせてもらっているのですが、、、、






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かこいいね!!

囲碁映画と聞いて「激しぶーーーーー」と思ってました。
ごめんなさい。
めっちゃアクション!!


むかし先輩(男性)が某有名ブランドのイベントで、尋常じゃなく、この世のものとは思えないスタイルのいい生き物がいる、と思ったらチョン・ウソンさんだったと言っていました。
芸能人に会うといつも思いますが、もう骨格が違いますよね。

で、劇中、こーんな素敵なスーツを何バリーエーションも着こなし、惜しげもなく汚してファイトしているのですが、やっぱこれ、反則的にかっこいいわけです。


めちゃくちゃ鍛えられた体に、サイズの合った仕立てのいいスーツ。
キーワードは、胸板、ですね。




プロの囲碁棋士が、兄を殺された復讐をするために、
賭博囲碁の極悪一味と命懸けで戦う犯罪アクションなのですが、
「囲碁という究極の頭脳戦✖️迫力の怒涛のアクション」 
という、静と動がうまくコントラストで効いていて、
そのどちらの世界観でもチョン・ウソン魅力炸裂!でした。




こんなこというとファンの方に怒られちゃうかもしれないけれど、
肉は腐りかけが美味しい、みたいな言葉を思い出していました。
円熟、ってことばがピンとくるような 大人の色香が漂っていて、
これ、昔からのファンには感慨深い作品なんじゃないかなーと、
ひとり謎な視点で観ていました(笑)。 


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これ、すごくないですか?! 
鍛えてるなー。
しかし鍛えてるなー。 
鍛えすぎててすこし笑いました。
ドラゴンボールじゃないですよ? 
実写の映画です。念のため。
 
チェ・ジニョク(右)という注目株の俳優さんが出ていて、
彼はチョン・ウソンの敵役なのですが、
ふたりで-30℃くらいの冷凍室のなかで上半身裸で碁を打っております!
 
韓国映画では、わりとこういったサービスショット、お決まりですよね。



『神の一手』は犯罪アクションなのですが、脇を固める俳優陣(名優アン・ソンギはじめ)の芝居が全員うますぎて、唸った!
これはレベル高いーーー。
韓国映画やドラマ好きの方なら、馴染みのあるお顔がいっぱいです!
けど、囲碁賭博の話だから、みんなちょーーーーーーーーーーーーーーーーこわい。。
イ・ボムスとかひょうきんなイメージしかなかったのに、あまりに怖くてトラウマです。
つまり最高な芝居してます。

 

もちろん、チョン・ウソンのアクションは長い手脚を活かしてキレキレだし、なにより色気、ありますね〜。



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いろいろ調べてたら、彼の出世作の映画『ビート』が、韓国国民が選ぶ青春映画トップ10の1位だとか。アクション映画らしく、観てみたいなー。
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わかい
(ちょっとEXOのレイくんに似てる?)


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わかいね! 





韓国映画も好きです。ドラマはあまり観ないけれど。
パク・チャヌク、キム・ギドク、ポン・ジュノ監督が好き。 
絶対の愛


 

ドファサル メイクってしってますか?
ドファサル02

ドンファンって言葉があります。
17世紀スペインに実在した超モテ男の貴族の名前。
かつてジョニー・デップが映画『ドンファン』(95)でも演じてましたね。

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転じて、ドンファンはプレイボーイを意味することばです。
そしてドファサルはその女の子版を意味する造語で、たぶん韓国が発祥の地。


つ・ま・り

どんな男性もとりこにしてしまうような、魅力的なメイク

それを

ドファサル メイクといいます♥

ドファサル01

基本はオルチャンメイクなのですが、

”赤”がポイントのメイクです。

目元に印象的に赤をいれつつ、涙袋に光を集めたり、アイラインを下に長めに引くことで、
奇抜になりすぎず、ちょっとモード、だけどキュートという絶妙なラインを保てる。



口元はオルチャンメイクでは定番のグラデーションリップ。
強めの赤を、本当に内側にだけ、強めにグラデーションをつけます。


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我らがカリスマオルチャン
PONYことパク・ヘミンちゃんが動画で解説してくれてる♪
(韓国語も英語もわからなくても、動画だから大丈夫!)



英語だとBlossom makeupって言ってるー



この動画、最強モテメイクである”ドファサル メイク”をして、
ヘミンちゃんが男の子たちを逆ナンパしててかわいい♥


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最近このメイクしてます〜
服が全身ブラック(なりがち)のときにするのがお気に入り♪


ぽっと上気したようなチークも華やかでいいけれど、
わたしはほぼチークしないで”怖かわいい”な感じが好み♥
近寄りがたさ、がやっぱ好き(笑)。

『カケラ』(日/2010)
監督:安藤モモ子
原作:桜沢エリカ
音楽:ジェームス・イハ
出演:満島ひかり、中村映里子



女はじめます、の覚悟まで日記。

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「自分がだれかなんて、自分で決めろ」。
の90年代日本映画"風"砂糖がけ。

<STORY>
大学生のハル(満島ひかり)には恋人がいて、都合の良い女というポジションに疑問をもちながらも甘えている。ある日、突然の休講にカフェで時間を潰していたハルは、リコ(中村映里子)に声をかけられる。彼女は、事故や病気でからだの一部を失った人たちのからだの一部をつくるメディカル・アーティストだった。実家のクリーニング屋は汚れたものを綺麗にするところで、自分は人々の欠けたものを補う仕事、性分が似ていると笑う。リコはハルに恋をするけれど、ハルはリコへの気持ちが恋愛なのか友情なのか、区別がつかないでいた。やがて、恋人との関係を清算できないハルと大喧嘩をするが――。

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原作は読んでいないのだけれど、セリフ棒読みの中村映里子が5周くらい回って味わい深くなるくらい、綿密に練られたプロットで、画面に映るもの、音、すべてが"伝えたいこと"を隠喩している。2010年当時にみたときは、「ヨーロッパ映画の教科書どおりに撮りました!」みたいなそのあざとさがなんだか鼻につき、正直あまり好きではなかった。

満島ひかりの生命力とか、生き物としての動き、しゃべり方、ちょっと見ちゃいけないやばいものを見ている感じが好き。
『愛のむきだし』が彼女を見た最初の映画だったけれど、キレキレ感はメジャーになってきた今も相変わらずで、先クールのドラマ『ごめんね青春』でも血管切れそうな身体的な芝居をしていた。綺麗に映ろうとしない女優。最高。なのに、この映画の印象はすっかり消え去っていたくらい、『カケラ』では彼女の持ち味である生命力とか、熱、マグマみたいなものがふにゃ~と封印されているのだ。安藤モモ子の演出によって。




ところが、先日、安藤桃子(同監督)の最新作『0.5ミリ』を観たとき、やっぱりすこしあざとさは感じたけれど、伝えたいメッセージを映画の筋肉すべてを使って伝えてくる安藤桃子の聡明さと誠実さを感じた。そしてそれから『カケラ』を観直したら、前より素直に、彼女からのメッセージをたくさん受け取れた自分に驚きもした。

さらに、この映画で満島ひかりは役のハルちゃんとして、女優満島ひかりから分断されているから、それはすごいことだとも今ならわかる。

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女の子って、いつから女になるんだろう。

それは、大学生になったからとか、初めて彼氏ができたからとか、初めてお酒を飲んだからとか、そういうソトの話じゃなくて、自分で決めるんだと思う。
それを拒んでいて、心地いいところで浮遊しているのがハルで、いろんな理由で"わたしはこういう女"という城を固め上げなければならなかったのがリコ。
ふたりは凸と凹で互いに埋めあう。



ここからは超解釈だけれど、きっとリコとハルはひとりの女の子のなかにいる。ほんとはみんな、ハルのままでいたいけれど、皮あるいは革をもたないものはひたすら消費されて消耗されてしまうから、わたしたちは絶対にリコの部分をもたなければいけないのだ。

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つまり、女になると決めたわたしたちの苦悩は、どのくらいの塩梅でリコとハルのバランスをとるか、ということ。それは、一緒にいる相手によっても変わってくるのかもしれない。「女の子のやわらかいところが好き」とリコは言うけど、映画の終盤、やわらかくて甘いマシュマロを一度に食べ過ぎてハルはえずいて吐き出す。そして通りかかった男子に「いくら好きでも、一度に食べると気持ち悪くなる。好きなものはすこしずつ食べたほうが幸せ」というようなことを言われる。



いつからか"幸せ"にいろんな邪念が入りはじめて、それをピュアに保とうとすればするほど表皮は厚くなる。"自然体"という人工的な賢さを身につけなければ。
もうこのくらいで幸せ、を見つけて、それ以上を求めない訓練を積みながら、今日もわたしたちはハルとリコを、トイレの芳香剤みたいに、多めに出したり、すっぽり隠れたりと調節している。いずれにしても、いいにおいは、いつかは無くなる。


最後に、なかもそとも、どっちもわたし。
どっちもなければ生きられない。そういう映画。




『"かわいい顔はつくるもの! 秘密のオルチャンメイク』めちゃくちゃ好評です!

ようやーく、書店さんやamazon等ECサイトにも増版分がいきわたって、在庫があるみたい。





そのなかでも、男子人気No.1のメイクを特別公開〜


「ピュアメイク」シリーズから、「夢みるドーリー メイク」です!
 





かわい〜♥
わたしもこのメイク大好き!
すごい褒められる♪


行程のページはこんな感じ。

Fairy make steps

読みやすさ、再現しやすさにすごくこだわって編集したから、
不器用さんもばっちりフォローできるはず!

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カリスマ オルチャン、PONYことパク・ヘミンチャンの初の日本公式メイクBOOK。
愛情たっぷり、編集しました。

メイクを楽しんで女の子に生まれたことを謳歌したいですよね♥


ぜひ、実際にメイクをしてみた感想などコメントで頂けると嬉しくて空を飛んじゃいそうです!
 

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