『海にかかる霧』(原題:海霧)
製作/脚本:ポン・ジュノ
監督/脚本:ソム・ソンボ
出演:キム・ユンソク、パク・ユチョン、ハン・イェリ

 
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正気と狂気の境目のあいまいさ。


『殺人の追憶』のポン・ジュノの初プロデュース作品ということで、
いやそれよりもJYJのユチョンの映画デビューということで話題の本作。

試写で一足早く観てきました。


<STORY>
チョンジン号の船員たちは不況のあまり、不法移民の”密航”を引き受ける。
様々なハプニングが起こり、極限状態に追い込まれる6人の乗組員ーー
もはやだれが正気なのかもあいまいになり、
船員たちとチョンジン号の運命は大きな波に飲み込まれていく。


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ユチョンのことは知っていますが、実は彼の芝居をきちんと観たのはこれが初めて。
新人乗組員のドンシクを演じているのですが…



結果、素晴らしかった。



純朴で、すこし不器用で、だけど船乗りであることに誇りをもっていて、
女の子の前ですこしえばってみせる青さとか、
役のもつ根っこの優しさとかを全身の筋肉をつかって繊細に表現していて、
”演技ドル”として韓国で評価されているのも納得でした。



ユチョンファンの方ならかなり萌えるはず…前半は。
なぜなら後半はめくるめくポン・ジュノワールドですから。
キム・ユンソク(船長)めっちゃ怖いですから。




わたし、この映画の最後好き。
いいサスペンス映画でした。
4/17からTOHOシネマズ新宿で先行ロードショー
4/24から全国で公開。


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安易に寡黙→激情みたいな、芝居がうまいと言われやすい役どころではなく、
こういうごまかしようのない役柄を堅実に演じていて、
芝居うまいし、なかなか見直しました!
やっと一番自分に合うフィールドに出会えたのでしょうね。




唯一つっこみたいのが、
純朴で女の子に慣れていないドンシクなはずなのに、
ラブシーンの一挙手一同にそつがなさすぎるということでしょうか。